『ラブトランジット3』への出演や、
映画『いつか、母を捨てる』で、
少しずつ名前を見かけるようになってきた外山史織(とやま しおり)さん。
テレビやSNSで頻繁に見かけるタイプではありませんが、
作品を通して知ると
「あれ、この人なんか気になるな」
「派手じゃないのに印象に残る」
そんなふうに感じている人、
実はけっこう多いんじゃないかなと思いました。
最近は
「外山史織 高校」「外山史織 大学」
といった学歴に関する検索と一緒に、
「外山史織 似てる人」と調べる人もじわじわ増えているようです。
この記事では、
外山史織さんがどんな学生時代を過ごしてきたのか、
そしてなぜ“似てる人”と検索されるのかを、
個人的な感想も交えながらまとめてみました。
外山史織の高校時代|秋田から東京へ、空気が一気に変わった頃
外山史織さんは秋田県出身で、きょうだいは4人。
その末っ子だったそうです。
インタビューを読むと、
小学生の頃はあまり自己主張が得意ではなく、
人間関係に悩むことも多かったそうです。
兄のお下がりの服を着ていたことでからかわれ、
だんだん自分に自信がなくなっていった、という話もありました。
正直、この話を読んだとき、
今の落ち着いた演技の外山史織さんの雰囲気とは結びつかなくて、
少し意外でした。
でもこの小さい頃の経験のおかげで、
彼女の演技にはちょっとした“影”みたいなものがでているのかもしれません。
そして外山史織さんは、
高校進学をきっかけに秋田を離れ東京へ移っています。
東京ではそれまでとまったく違う反応を周囲から受けたと語っています。
校内で「すごくかわいい子がいる」と話題になることもあったとか。
本人にとっては戸惑いもあったと思いますが、
人からどう見られるかに振り回されながらも、
少しずつ自分を肯定できるようになったのかな、と感じました。
そしてバスケットボールやバレーボールなど運動系の特技が多い一方で、
アルトサックスもできるというのが、
なんだか外山史織さんらしいなと思いました。
高校名は明かされていませんが、
東京の高校に通っていた可能性が高そうです。
外山史織の高校時代に芽生えた、俳優への憧れ
外山史織さんの高校時代を見ていくと、
この頃から少しずつ俳優への憧れの気持ちが強くなり、少しずつ自信も取り戻していったようです。
ただ子供のころの自身の無さが大きすぎた影響なのか、
歌ったり踊ったりするのは好きだったものの、
「自分が俳優になる」という考えを、
当時はまだ口に出せなかったそうです。
何度スカウトされても
「自分なんか無理だろうな」と思っていたそうです。
勝手な想像かもしれませんが、
こういうところが外山史織さんらしい気がします。
小さなころからの、
慎重で、少し臆病な一面はまだ変わらずでした。
高校時代は、夢を抱きつつも、
まだ心の中にしまっていた時期だったようです。
外山史織の高校卒業後と大学時代|現実を見たからこそ迷った時間
高校卒業後、外山史織さんは高千穂大学へ進学しています。
高校時期に俳優への憧れがめばえたものの、
俳優一本に進むのではなく、かなり堅実に大学生活を送ります。
「俳優の世界でやっていける気がしない」
「きっと家族も反対するだろう」
そんな思いから、大学では簿記や秘書検定など、
取れる資格はできるだけ取っていたそうです。
大学生活を送りながら、
しっかり就職活動もしていたそうです。
このあたりは、とても現実的で、
共感する人も多いのではないでしょうか。
それでも、就職活動を進める中で、
俳優への気持ちを完全には消せなかった外山史織さん。
カットモデルのアルバイトで貯めたお金を使い、
俳優養成所に入る決断をします。
高校から大学までの流れを見ると、
勢いで進んだというより、
何度も迷いながら選択してきた人生だなと感じます。
外山史織『いつか、母を捨てる』で注目された理由と、“似てる人”検索
養成所を経て芸能事務所に所属したものの、
最初に増えたのはモデルの仕事でした。
大きな転機になったのが、
オムニバス映画『Mothers』の中の一編
『いつか、母を捨てる』でした。
Xでたまたま見かけたオーディション情報を見て、
「これだ」と思ってすぐ応募したそうです。
演じたのは、母親と強い依存関係にある娘・晶子。
この役には、自分自身と重なる部分が多かったと語っています。
撮影前に、
晶子が住んでいる設定の街を実際に歩きながら、
「この人はどんな気持ちで生きてきたのか」を考え続けた、
という話がとても印象的でした。
派手に感情を出すわけでもないのに、
見ている側にじんわりと伝わってくる演技。
この作品で主演賞を受賞したことで、
「外山史織 似てる人」と検索する人が増えたのも、
正直、理由をうまく言葉にできないんですが、
それでも「検索したくなる」のはわかる気がしました。
ただ正直、誰かにそっくりというわけではありません。
・静かな表情
・感情を抱え込む感じ
・強くなりすぎない強さ
こうした雰囲気が、
「誰かに似てる気がする」と思わせるのかもしれません。
映画『いつか、母を捨てる』で演じた晶子役も、
まさにそうした空気感が強く出ていました。
高校時代や大学時代のエピソードを知った上で見ると、
演技にリアリティを感じる理由が少しわかる気がします。
まとめ|外山史織の高校時代を知ると、今の魅力が見えてくる
外山史織さんは、
派手に話題を作るタイプの女優ではありません。
高校で環境が変わり、
大学で一度は夢を諦めかけ、
20代は思うようにいかない時間も長かった。
だからこそ、『いつか、母を捨てる』で見せた表情には、
作られた感じがなくて、妙にリアルだったのだと思います。
これからもっと露出が増えたとき、
また印象が変わるのか。
その変化も含めて、これから露出が増えていくのか、
それとも今の距離感のままなのか。
そのあたりも含めて、気になる女優さんです。

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