新津ちせの母、三坂知絵子は何者?東大大学院修了の女優が歩んできた強い芯

NHK朝ドラや映画で存在感を放つ新津ちせさん。
その才能の背景にあるのが、母・三坂知絵子さんです。

「新津ちせの母ってどんな人?」
そう検索して辿り着くと、想像以上に奥行きのある人物像が見えてきました。

三坂知絵子さんは、
・俳優歴25年以上
・東京大学大学院修了
・映画監督
・教育活動家
──という、ひと言ではとても語りきれない経歴の持ち主です。
こうして並べると、ちょっと圧倒されますが、
本人はどこか淡々としている印象ですよね。

でも調べれば調べるほど感じるのは、
三坂知絵子さんは「肩書きがすごい人」というよりも、
ずっと同じ思いを大切にしてきた人なんだな、ということです。

それが、
「表現を通して、人は自分を知り、誰かとつながっていける」
という考え方。

新津ちせさんのまっすぐな演技を見ていると、
こうした母の価値観が、どこか自然に伝わってくる気がします。

新津ちせの母・三坂知絵子の学歴と女優人生

三坂知絵子さんは1977年生まれ、山口県下関市出身。
中学時代から劇団に所属し、すでにこの頃から演劇の世界に身を置いていました。

山口県立下関西高校では演劇部の部長を務め、
ミュージカルを含む舞台に積極的に参加。
「表現すること」は、学生時代から生活の一部だったのです。

高校卒業後は
早稲田大学第一文学部・演劇映像専修へ進学。
理論と実践、両方の視点から演劇を学びます。

そして2000年、
北村龍平監督の映画『VERSUS』でヒロイン役に抜擢。
一気に注目を集め、女優としてのキャリアが本格的に始まりました。

特筆すべきはその後。
俳優活動を続けながら、
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士課程を修了

演技と学問。
感性と知性。
その両方大切にしながら本気で追い続けてきた姿勢が、彼女らしさなのだと思います。

さらに2007年には韓国・延世大学校で韓国語学堂を修了。
学びへの意欲が衰えることはありませんでした。

新津ちせの母・三坂知絵子が立ち上げたLPJとは?「子役」を守り育てるための活動

三坂知絵子さんの人生を語る上で欠かせないのが、
**リトルプロフェッショナル・ジャパン(LPJ)**の存在です。

2010年に娘・新津ちせさんを出産。
母となり、現場で多くの子役や保護者と接する中で、
彼女はある違和感を覚えます。

「日本には、子どもが“安心して演技を学べる場”が少なすぎる」

法律、学校との両立、心のケア、家庭環境、経済的負担…。
子役を取り巻く問題は、表に見えにくいものばかり。

そこで2018年、
子どもたちの文化的・表現的活動を支援する団体としてLPJを設立
2023年には法人化し、株式会社LPJとして本格始動しました。

LPJのモットーは
「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う!」

特定の芸能事務所に属さず、
“子役活動そのもの”を支援するという、日本では珍しい立ち位置。

ワークショップでは
「上手くなること」よりも
「感じること」「考えること」を大切にしています。

これは、
演技を“競争”ではなく
“人間理解の手段”として捉えてきた
三坂さんならではの視点です。

新津ちせの母・三坂知絵子が映画『ちくわっちゃ!』に込めた想いと監督としての挑戦

LPJ初の映画作品が、短編映画『ちくわっちゃ!』。

三坂知絵子さんにとって、
初めて監督を務めた記念すべき作品です。

舞台は自身の故郷・山口県下関市。
東京で暮らす兄弟が夏休みに下関を訪れ、
自然や人との出会いを通して、自分の夢と向き合っていく物語。

特徴的なのは、
子どもたちが「演じる」だけでなく、
映画づくりそのものに参加していること。

撮影、表現、対話、試行錯誤。
そのすべてが“学び”になるよう設計されています。

この作品は
・カンヌ国際映画祭(ショートフィルムコーナー)正式出品
・栃木国際映画祭
・ボーンマス国際映画祭(英国)

と、国内外で高く評価されました。

「子どもたちの成長を、新しい視点で描きたい」

その言葉どおり、
『ちくわっちゃ!』は
“子ども向け映画”でありながら、
大人の心にも静かに問いを投げかけてきます。

新津ちせの母・三坂知絵子が大切にしてきた「教えない教育」

三坂知絵子さんの活動や言葉を追っていると、
いわゆる「教育熱心な母」というイメージとは少し違うことに気づきます。

何かを厳しく教え込むわけでもなく、
先回りして道を用意するわけでもない。

それよりも彼女が大切にしているのは、
子ども自身が“考える時間”を奪わないことのように感じられます。

LPJのワークショップでも、
「こう演じなさい」「正解はこれ」という指示は最小限。
その代わり、問いかけが多い。

・どう感じた?
・今の自分は、どこがしっくりこなかった?
・相手の立場だったら、どう思う?

正解を与えるのではなく、
考えるきっかけを手渡す。

この姿勢は、
母としての子育てにも、そのまま重なっているように見えます。

新津ちせさんがインタビューで見せる、
年齢以上に落ち着いた受け答えや、
自分の言葉で語ろうとする姿勢は、
こうした環境の中で自然に育まれてきたものなのかもしれません。

新津ちせの母、三坂知絵子の距離感

新津ちせさんの母が三坂知絵子さんだと知ると、
どうしても「特別な環境で育ったのでは?」と思ってしまいます。

けれど、三坂さん自身は、
その“特別さ”を前に出すことをあまりしません。

オーディションでは親の名前を伏せ、
娘自身の力で役をつかませる。
現場でも、過剰に口出しをしない。

それは突き放しているわけではなく、
「信じて任せる」という選択なのだと思います。

近くにいるけれど、前には出ない。
支えるけれど、主役にはならない。

この距離感があるからこそ、
新津ちせさんは
“誰かの娘”ではなく、
ひとりの表現者として立てているのかもしれません。

新津ちせの母・三坂知絵子という人が、そっと伝えてくれること

三坂知絵子さんの人生を振り返って感じるのは、
強い芯があることです。

「人は、表現を通して自分を知り、他者とつながれる」
──少なくとも、三坂さんの歩みを追っていると、私はそう感じました。

その信念を、
言葉で教えるのではなく、
生き方そのもので示してきた人なのだと思います。

だからこそ、
新津ちせさんの演技には、
どこか無理のない自然さがあり、
感情の奥に静かな芯が感じられるのでしょう。

表現者としても、一人の人間としても、
とても豊かな育ち方でうらやましく感じます。

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